夢中で走る彼と季節はずれの雪

夢中で走る彼と季節はずれの雪

蝉も鳴かなくなった夏の夜。
少年は家の縁側に座って、スイカをかじっていた。
かじってはスイカの種を庭に向かって吐き出していると、ときにはタネがうまく飛ばずに、自分の服に落ちたりしていた。
横に置いている蚊取り線香の匂いと、星のよく見える蒸し返す夜、それとスイカの味。
少年はそれらを感じながら、明日は何をして遊ぼうか、と考えていた。

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